焼き菓子に使う小麦粉の種類は何があるのでしょうか?

焼き菓子に使う小麦粉には、主に以下の3種類があります。
1. 薄力粉
薄力粉は、小麦粉の中でも最も薄力な種類で、タンパク質の含有量が7〜9%程度です。粘りが少なく、しっとりとした口当たりになるのが特徴です。ケーキやマフィン、クッキーなどによく使われます。
2. 中力粉
中力粉は、タンパク質の含有量が9〜11%程度で、薄力粉よりもやや強力な種類です。粘りがあり、弾力性があるのが特徴です。パンやピザ生地、クッキーなどによく使われます。
3. 強力粉
強力粉は、タンパク質の含有量が11〜13%程度で、最も強力な種類です。粘りが多く、しっかりとした口当たりになります。パンやピザ生地に適しています。
【アドバイス】
焼き菓子を作る際に、小麦粉の種類はとても重要です。適切な小麦粉を選ばないと、焼き上がりの仕上がりに大きな差が出てしまいます。
具体的には、薄力粉はケーキやマフィン、クッキーに、中力粉はパン生地、ピザ生地、クッキーに、強力粉はパン生地、ピザ生地に向いていると言えます。
しかし、実際には、複数の小麦粉を組み合わせることもあります。例えば、パン生地に強力粉100%ではなく、強力粉と中力粉を組み合わせたり、薄力粉と中力粉を組み合わせたりすることで、理想的な粘りや弾力性を得ることができます。
最近では、小麦粉以外の材料を使った無添加の焼き菓子なども人気があります。小麦粉が使えない場合には、米粉やアーモンド粉、ココナッツ粉など、代替品を使うこともできます。ただし、代替品を使う場合にも、その粉の特性を理解して使い分けるようにしましょう。